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年賀状じまいの文例と失礼にならない書き方|相手別のテンプレート

年賀状年賀状じまい挨拶状マナー

年賀状のやり取りを終えたいけれど、黙ってやめると失礼にあたるのではないか——そう考えて踏み切れない方は多いはずです。最後に一言添えて伝えれば、失礼にはあたりません。 この記事では、相手別の文例と、角が立たない書き方をまとめます。

基本の考え方

年賀状をやめることを伝える挨拶は「年賀状じまい」と呼ばれます。高齢を理由とする場合は「終活年賀状」と呼ばれることもあります。

伝え方の要点は3つです。

  1. これまでの感謝を述べる
  2. 今後は年賀状を控える旨を伝える
  3. 関係を続けたい意思を示す

3番が最も重要です。 これがないと「縁を切りたい」という意味に受け取られかねません。年賀状をやめるだけで、付き合いをやめるわけではないことを明確にしてください。

伝えるタイミング

方法時期特徴
最後の年賀状に添える元日〜松の内最も一般的。翌年から出さない
寒中見舞いで伝える松の内明け〜立春頃年賀状を出しそびれた場合にも使える
挨拶状として単独で送る年内(11〜12月)相手が年賀状を用意する前に伝わる

迷ったら「最後の年賀状に添える」で問題ありません。 相手が年賀状を出した後に知らせると、翌年に相手だけが出してしまう可能性があるため、年賀状に書いて伝えるのが自然です。

書き方の作法

句読点を使わない

挨拶状では、「、」「。」を使わないのが正式とされています。「文章に区切りをつけない=縁を切らない」という考え方によるものです。

区切りたい場所では、改行するか、一文字分の空白を入れます。

旧年中は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

忌み言葉を避ける

  • 「去年」→「昨年」「旧年」
  • 「終わる」「切れる」「絶える」などの直接的な表現を避ける

年賀状じまい」という言葉自体も、本文には書かないほうが柔らかい印象になります。「本年をもちまして」「今後は控えさせていただきます」といった表現を使ってください。

理由は簡潔に

詳しく書く必要はありません。 長々と事情を説明すると、かえって相手に気を遣わせます。

  • 高齢のため
  • 諸事情により
  • 時代の流れを考え

この程度で十分です。「本当の理由を正直に書かなければ」と考える必要はありません。

相手別の文例

友人・知人へ

明けましておめでとうございます

いつも心のこもった年賀状をありがとうございました
勝手ながら本年をもちまして
年始のご挨拶を控えさせていただくことにいたしました

今後は電話やメールでご連絡させていただければ幸いです
変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

連絡手段を具体的に示すのがポイントです。 「今後も連絡を取り合いたい」という意思が伝わります。

目上の方・恩師へ

謹んで新年のお慶びを申し上げます

平素より格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます
私事ではございますが
本年をもちまして年賀状によるご挨拶を
控えさせていただきたくご容赦のほどお願い申し上げます

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます

末筆ながら皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

仕事関係・取引先へ

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました

さて弊社では環境への配慮ならびに業務効率化の一環として
本年より年始のご挨拶状を控えさせていただくこととなりました
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます

本年も変わらぬご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます

高齢を理由とする場合

明けましておめでとうございます

長年にわたり年賀状をいただき ありがとうございました
高齢となり筆をとることが難しくなってまいりましたので
本年限りで年賀状を控えさせていただきます

これまでのご厚情に心より感謝申し上げます
どうぞお身体を大切にお過ごしください

この場合は、相手が「何かあったのでは」と心配しないよう伝えることが大切です。 黙ってやめると、安否を気にされてしまいます。

一言を手書きで添える

印刷した文面だけでは、事務的な印象になります。相手ごとに一言、手書きで添えてください。

  • 「またお会いできる日を楽しみにしています」
  • 「〇〇さんとお話しした〜が忘れられません」
  • 「落ち着いたらお電話しますね」

この一言があるかないかで、受け取る印象は大きく変わります。 全員に同じ文面を送るとしても、ここだけは変えてください。

相手から年賀状が届いたら

年賀状じまいを伝えた後も、翌年に相手から届くことがあります。行き違いや、伝え忘れの相手からのケースです。

この場合、返事を出すかどうかは自由です。 ただし、何も返さないのが気になるようであれば、寒中見舞いとして返信するのが自然です。

寒中お見舞い申し上げます

ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
昨年よりご挨拶状を控えさせていただいておりますため
ご返信が遅くなりましたことをお詫び申し上げます

寒さ厳しき折 どうぞご自愛くださいませ

はがきのスペースに収める

年賀状のスペースは限られています。文面が長すぎると、印刷したときに文字が小さくなり読みにくくなります。

目安は150〜250字程度です。上記の文例はいずれもこの範囲に収まっています。

文字数を確認したい場合は、文字数カウントツールに貼り付けると、リアルタイムで確認できます。ブラウザ内で処理するため、文面が外部に送信されることはありません。

よくある疑問

全員にやめる必要はある?

ありません。 「仕事関係だけやめる」「遠方の親戚には続ける」といった部分的な整理も可能です。相手によって対応を変えて構いません。

何歳からやめるもの?

決まりはありません。 高齢を理由にする方が多いのは事実ですが、年齢に関係なく、負担に感じるならやめてよいものです。

失礼だと思われない?

年賀状のやり取りは年々減少しており、やめること自体は珍しくなくなっています。 大切なのは、黙ってやめずに一言伝えることです。それさえすれば、失礼にはあたりません。

まとめ

  1. 要点は感謝・年賀状を控える旨・関係継続の意思の3つ
  2. 関係を続けたい意思を必ず書く(これがないと縁切りに読める)
  3. 挨拶状では句読点を使わない
  4. 理由は簡潔でよい。詳しく書くと相手に気を遣わせる
  5. 相手ごとに手書きの一言を添える
  6. 全員にやめる必要も、年齢の決まりもない

一言添えるだけで、これまでの関係を損なわずに整理できます。

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