Googleストリートビューで自宅にぼかしを入れる申請方法|取り消せない点に注意
Googleストリートビューで自宅を見ると、表札や車のナンバー、室内の様子まで写っていることがあります。Googleに申請すれば、ぼかしをかけてもらえます。 ただし、一度適用すると取り消せない仕様のため、申請前に知っておくべき点があります。
先に注意点:一度ぼかすと元に戻せません
これが最も重要な点です。 ぼかしの適用は不可逆で、後から「やはり解除したい」と申請しても原則として戻せません。
戻せないと困る主なケースは次のとおりです。
- 自宅で店舗や事務所を営んでいる(外観が見えないと来客が迷う)
- 将来的に売却・賃貸に出す予定がある(内見前に外観を確認したい人が見られなくなる)
- 民泊やレンタルスペースとして貸す予定がある
該当する場合は、慎重に判断してください。「なんとなく不安だから」で申請すると、後から困ることがあります。
申請の手順
1. 自宅をストリートビューで表示する
- Googleマップで自宅の住所を検索する
- 画面右下の黄色い人型アイコン(ペグマン)を、自宅前の道路にドラッグする
- ストリートビューが表示される
スマートフォンの場合は、地図上の該当地点を長押しして表示されるサムネイルからストリートビューに入れます。
2. 「問題の報告」を開く
ストリートビュー画面の右下にある「問題の報告」をクリックします。
画面上の位置は変更されることがあります。 見当たらない場合は、画面右下または「…」メニュー内を確認してください。
3. ぼかす範囲を指定する
申請フォームで、次を入力します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ぼかす範囲 | 画像上を赤枠でドラッグして指定 |
| ぼかす対象 | 自宅/顔/車/その他 から選択 |
| 追加説明 | 自由記述(任意) |
| メールアドレス | 進捗の連絡用 |
範囲は必要な部分だけを指定してください。 広く取りすぎると、周囲の建物まで巻き込まれる可能性があります。
4. 送信して待つ
申請後、数日から数週間かかります。すぐには反映されません。
処理が完了すると、登録したメールアドレスに連絡が来ます。承認されない場合もあります。
申請前に確認すべきこと
自動でぼかされている範囲を把握する
Googleは、人の顔と車のナンバープレートを自動的にぼかしています。 ただし、自動処理のため漏れが発生します。
まず自宅周辺を実際に見て、何が写っているかを確認してください。よくあるのは次のものです。
- 表札の氏名(最も多い)
- 車のナンバープレート(自動処理から漏れているもの)
- 玄関に置かれた宅配物や郵便物
- 窓越しに見える室内の様子
- 洗濯物(家族構成が推測される)
- 駐輪場の自転車(台数から世帯人数が分かる)
- 表札に併記された電話番号
撮影時期を確認する
ストリートビューの画像には撮影年月が表示されています(画面の左上または下部)。
古い画像であれば、そもそも現在の状況とは異なります。 引っ越し前の住人が写っている、既に取り壊された建物が写っている、といったケースもあります。撮影時期を確認したうえで判断してください。
なお、過去の撮影分を遡って表示できる場合があり、ぼかしが適用されるのは対象の画像のみです。過去の画像も気になる場合は、それぞれについて確認が必要です。
ぼかしても他社の地図サービスには残る
Googleへの申請は、Googleマップにのみ有効です。
Apple マップ、Yahoo!地図、その他の地図サービスにも同様のストリートレベル画像がある場合、それぞれに個別で申請する必要があります。「Googleでぼかしたから安心」ではありません。
ぼかすことで目立つという指摘
「周囲の家が普通に見えている中で、1軒だけぼかされていると逆に目を引く」という指摘があります。
これは考え方の問題で、正解はありません。
- 表札の氏名など具体的な情報を消したい → ぼかす価値がある
- 建物全体を隠したい → 目立つことを許容できるか要検討
部分的に、必要な箇所だけぼかすのが現実的な落としどころです。建物全体ではなく、表札とナンバープレートだけを対象にする、といった判断ができます。
賃貸の場合
賃貸住宅でも、自分が居住している範囲について申請できます。 大家や管理会社の許可は必要ありません。
ただし、集合住宅の場合は建物全体が対象になるため、自室のベランダや表札など、自分に関わる範囲を指定するのが適切です。建物全体をぼかす申請は、他の住人に影響します。
自宅の情報を守る、他の対策
ストリートビューだけを気にしても、他の経路から情報が出ていることがあります。あわせて確認しておくと効果的です。
SNSに上げた写真
自宅で撮影した写真には、撮影場所の緯度経度が記録されていることがあります。詳しくは写真のExif位置情報を削除する方法で解説しています。Exif情報 削除ツールで確認・削除できます。
写真への写り込み
窓の外の景色、郵便物、表札などが写り込んだ写真をそのまま公開すると、住所が特定される材料になります。スクリーンショットの個人情報を隠す方法で、確実に隠す手順をまとめています。加工にはモザイク・ぼかし加工ツールが使えます。
フリマアプリの出品写真
自宅で撮影した商品写真も同様です。配送伝票や背景の映り込みには特に注意が必要です。メルカリの写真で個人情報が漏れる4つのパターンにまとめています。
ストリートビューをぼかしても、自分でアップロードした写真から住所が割れては意味がありません。 出ていく側の対策のほうが、実は重要です。
まとめ
- 一度ぼかすと元に戻せない。 店舗・売却予定がある場合は慎重に
- 手順はペグマンで表示 →「問題の報告」→ 範囲を指定して送信
- 反映まで数日〜数週間。承認されないこともある
- 顔とナンバーは自動でぼかされるが漏れがある
- 表札・郵便物・洗濯物・窓越しの室内を確認する
- 他社の地図サービスには別途申請が必要
- 建物全体より必要な箇所だけを指定するのが現実的
自宅の情報は、地図サービスだけでなく自分が投稿した写真からも漏れます。 両方を確認してください。